FEATURE / 01

PRODUCE / INTERNATIONAL / NETWORK / CULTURAL CONTINUITY

札幌国際舞踏フェスティバル / 北海道舞踏フェスティバル

舞踏を保存するだけでなく、いまの社会のなかで出会い直す。

札幌国際舞踏フェスティバル / 北海道舞踏フェスティバル
SELECTED WORK / HIROSHI MORISHIMA

THE STORY

01

2017年、札幌国際舞踏フェスティバルを立ち上げた。

日本で生まれ、世界中に広がった舞踏。それなのに、なぜ発祥の地である日本では、これほど知られていないのか。

そのねじれに、ずっと引っかかっていた。

公演だけではなく、写真展、舞踏BAR、ワークショップ、シンポジウム、街のなかでの上演。舞踏を説明するのではなく、いくつもの入口をつくってみる。

2018年からは北海道舞踏フェスティバルとして地域へ広がり、その後いったん立ち止まり、2024年に再始動した。

時代の流れや、土地の歩み、表現者たちの熱を受け止めながら、舞踏と社会が出会う方法を、アーティストや観客と一緒に何度もつくり直してきた。

A SMALL DETOUR / 01

公演だけを、つくらなかった。

写真展、舞踏BAR、ワークショップ、シンポジウム、街を歩く時間。舞踏そのものを説明しすぎるのではなく、舞踏に出会う入口のほうを増やしてきた。

INDEX / WHAT I DID

役割は、
ひとつではない。

01

PROGRAM DESIGN

公演だけでなく、展示、BAR、ワークショップ、対話、滞在などを組み合わせ、舞踏と出会う入口を増やす。

02

INTERNATIONAL / LOCAL

海外・道外の作家を招聘しながら、北海道各地の舞踏家や土地との接点をつくり、GLOBALとLOCALを行き来する。

03

FUNDRAISING / OPERATION

助成申請、予算設計、広報、会場調整、招聘実務まで、フェスティバルを継続させるための土台を担う。

04

CULTURAL CONTINUITY

舞踏を文化遺産として固定するのではなく、現代の身体表現として次の世代へ渡すための企画と提言を重ねる。

CHRONOLOGY

一回の成果ではなく、
時間のなかで変わっていく。

SAPPORO INTERNATIONAL BUTOH FESTIVAL

8組17名を国内外から招聘。写真展、舞踏BAR、WS、シンポジウム、公演を市内6会場で実施。

HOKKAIDO

名称を北海道舞踏フェスティバルへ変更し、道内6都市を巡回。フェスティバルの単位を「都市」から「地域」へ広げる。

ASIA / EXCHANGE

台湾の舞踏フェスティバルとの交流を開始。コロナ禍ではオンラインへ形式を変え、継続の方法そのものを問い直した。

RESTART / OPEN CALL

札幌・小樽を舞台に再始動。海外を含む若手作家を公募し、街を歩きながら作品に出会う新しい形式へ。

SCENES / FROM THE FIELD

現場は、
完成した瞬間だけではない。

対話、移動、準備、稽古、観客との距離。周辺にある時間まで含めて、その仕事の空気を残す。

舞踏BAR。作品を見る前後にも、舞踏と出会う入口をつくってきた。
舞踏BAR。作品を見る前後にも、舞踏と出会う入口をつくってきた。
2017。舞台上に立ち上がる、舞踏の異質な時間。
2017。舞台上に立ち上がる、舞踏の異質な時間。
舞台だけでなく、写真から舞踏へ入るための展示もつくった。
舞台だけでなく、写真から舞踏へ入るための展示もつくった。
上演の前後に、観客とアーティストが言葉を交わす時間。
上演の前後に、観客とアーティストが言葉を交わす時間。
子どもがカメラ越しに舞踏家を見る。次の世代との偶然の接点。
子どもがカメラ越しに舞踏家を見る。次の世代との偶然の接点。
会場の内側だけではなく、街へひらいていく。
会場の内側だけではなく、街へひらいていく。
劇場ではない日常に近い場所にも、舞踏の時間を置いてみる。
劇場ではない日常に近い場所にも、舞踏の時間を置いてみる。
2018。劇場だけではなく、場所そのものを読み替える上演へ。
2018。劇場だけではなく、場所そのものを読み替える上演へ。
2017。落葉に埋もれる身体。公演ごとに異なる舞踏の景色。
2017。落葉に埋もれる身体。公演ごとに異なる舞踏の景色。

FIELD NOTE

"
文化を継承するとは、同じ形を残すことではない。

舞踏は、決して分かりやすい表現ではない。でも、届く人には深く届く。だから作品の側を分かりやすくするのではなく、出会い方を工夫して増やしてきた。写真、対話、ワークショップ、街、海外との交流。文化の固有性を薄めずに、入口を編集する。このフェスティバルで長く試してきたことは、たぶんそこにある。

NEXT FEATURE

COMMUNITY / PARTICIPATION / RESIDENCY / RESEARCH / PRODUCE

飛生芸術祭 / まち×ひと×アート

作品だけを置くのではなく、土地の記憶や人との関係から考える。

READ NEXT FEATURE →
上部へスクロール